デザイナーが触った9.7inch iPad ProとApple Pencilの感想…「Wow!」って感じです 9.7inch iPad ProとApple Pencilを手に入れて、一ヶ月近くが経ちました。実に初代以来のiPadです。 長らくタブレットとは縁を持たずにいましたが、iPad Proについては12.9inchが登場して以来、ずっと気にか…
デジタル以前のデザインから 大抵、興味を持った本は図書館でまず探すのですが、残念ながら見当たらず、古本で手頃な値段だったので購入しました。レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」を翻訳した文化人類学者である川田順造氏のエッセイです。レヴィ=ストロースの本は難渋ですが、西洋的…
最初の打ち合わせをしている最中に、もうアイディアは出ています デキる人は仕事が早いーこれはデザインにおいても例外ではありません。 一流のデザイナーはほぼ全て「自分は仕事が無茶苦茶早い」と考えています。また「最初の打ち合わせをしている最中に、もうアイディアは出ている」と言う話を聞いたことがある方もい…
「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展を観ました 「10年前はこんなものが好きでした」「昔はこんなの買ってました」というのは、あまり振り返りたくないものもあるー 村上隆氏はその創作に賛否あれど、目眩がするような金額で取引される現代美術のマーケットにおいて、世界でも指折りの影響力を誇る芸術家…
プリツカー賞受賞の建築家アレハンドロ・アラヴェナのインタビューを読みました チリの建築家アレハンドロ・アラヴェナは、「建築界のノーベル賞」とも称される2016年のプリツカー賞を受賞しました。 アレハンドロ・アラヴェナは低所得者層向けへの集合住宅や、地震・津波対策など主にソーシャルハウジングの分野の仕事で知られていま…
「意識はいつ生まれるのか」を読みました 私たちの意識はどこにあるのかと聞かれて、多くの人は頭を想像します。何人かは、胸のあたりに「心」の存在を信じるかもしれません。 そもそも意識とは一体何なのか。これだけ科学が発達した現代でも明確な答えは見えず、あるいはその根本的な問いを置き去り…
医療分野のメディカルデザインディレクター(後編) icon-link医療分野のメディカルデザインディレクター(前編)より 医療分野におけるディレクターに求められる能力は、独自性の高いものです。 私は医療系広告代理店でアートディレクターとして勤務した経験と、老舗大手のエディトリアルデザイ…
明けましておめでとうございます 旧年中は心ある方々に支えられ、また未来において大きな糧となるであろう幸福な出会いに恵まれた一年でした。既知となったすべての方に深謝すると共に、本年も昨年同様、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。また多くの方にとって幸があり、実りあ…
デザイナーだけがデザインをするという幻想 旧エンブレム問題についての調査報告をうけて、ここにきて審査員の一人がブログを更新して、ネット上で話題となっています(誤解を招いて広めることは当人の本意ではないことや状況を鑑みてリンクは付けておりません)。 正確には、話題になっているのは本人…
医療分野のメディカルデザインディレクター(前編) 私は自身の肩書きを「医療分野におけるデザインディレクター」としております。少し珍しい肩書で、その概念を明確に定義した方はいません。デザインディレクターという概念について、私が考えていることを話したいと思います。 業界におけるグラフィックデ…
『フランク・ゲーリー/Frank Gehry パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展』を観ました エスパス ルイ・ヴィトン東京でフランク・ゲーリーの展覧会を観ました。昨年パリにオープンしたルイ・ヴィトンの現代美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の様々な模型が制作プロセスをおって展示されていました。 他に類例がないという点においてフラ…
D&AD Awards 2015展を観ました 仕事で近くまで行くので、汐留のD&AD賞の展覧会を見てきました。 D&AD賞とは英国で行われている国際的にも評価が高い広告賞で、非常に幅広い分野においてデザイン・広告を評価することも特徴です。展示スペース自体はそこまで広…