ロゴデザインについて

ロゴを作る時は、名は体を表すとか、逆に体は名を表すとか、ずっと考え続けています。

ロゴは、「名」と「体」の隙間にあります。

言葉で表現されるものと言葉ならざるもの、目に見える形と見えない形の間。

個人の感性に従ってゼロから創るのではなく、今あるものの組み合わせを考える。

デザインとは究極のところ、借景ではないでしょうか。

創るというよりは、借りると言うべきかもしれません。

だからコネコネ作り込むのは本当によくなくて、手を動かすのは一瞬です。

寿司職人は熟練の技で一回で寿司を握る。

サッカー選手は、ギチギチに狭いスペースで、ワンタッチでパスを繋ぐ。

そんなイメージ。

鍛えに鍛えた技術と、考えに考え抜いたことを、一瞬で吐き出さないといけません。