所感:横浜市立大学付属病院「アート・ナイト・ミュージアム」

 横浜市立大学付属病院にて行われている広告医学のインスタレーションを見に行きました。

 こちらの病院は入ってすぐの空間が贅沢なほど広いのですが、その空間を利用した大規模なプロジェクションマッピングです。

 一年ぶりにお会いした武部教授は相変わらずで、頭の回転がとても早い。礼儀正しい若い研究者といった風情ながらも、日本と米国を行き来しつつ新しいことに挑戦しつづける知的好奇心とバイタリティは凄まじいです。

 先日行われた広告医学のイベントにて武部教授はunpredictableという概念を取り上げていました。予測不可能性ということです。武部教授の活動を見ていると、秀才的なプロフェッショナルというよりは天才的なアマチュアという領域にあるようで、先が見えない不確実性の中で遊んでいるようにすら思えます。

 アーティストの曽谷朝絵さんによる映像は、そのために作られたわけではないにもかかわらず始原的な生命を感じさせ、不思議と病院の空間とよく馴染んでいるように感じました。

 それはもしかしたら武部教授が見ている心象風景なのかもしれません。

〈YCU コミュニケーション・デザイン・センター〉
〈Asae Soya · 曽谷朝絵〉