どんな仕事も創造もいつかは終わる
Comme des Garçonsのデザイナー川久保玲さんの珍しいインタビュー。
自分の仕事がいつかは終わる。なくなるって覚悟を持って取り組んでいる人ってすごいなあと思いますよね。生涯を通じてそれを貫こうとするところに川久保さんの偉大さがあるのはもちろんですが、若い頃は誰にでもそういうことってあるんじゃないでしょうか。
最近そういったことを言って、実践してる若い人を見ました。誰かが評価してくれるわけではなくとも、必要とする人がいる限りやり遂げる。なんか自分も20代の頃はそのようなことを考えていたような気がして、近頃の我が身を振り返って反省いたします。
地上から自分がいなくなった時、ここに何も残っていなくても気にしない
“She says when she’s not here any more, she doesn’t care if nothing is here any more,” …
インタビュー中の言葉です。自分の仕事は今ここで終わってもいい。未来にむけて判断を保留するのではなく、大切なのは今なんだと。だから全力で取り組む。そのような意味でとりました。
川久保さんは日本語で話したようですので、御本人が語ったであろう生の言葉とのイメージのズレも興味深いですね。
新しいことを行ううえで大切なことは、知性より才能より、その内側から燃え上がるような情熱があるかどうかだと思います。
数年前、青山の骨董通りを歩いていたら、正面からパンキッシュで小柄な女性が歩いてくるなと思ったら、川久保玲さんでした。記事にのっているファッションそのままだったと思います。