創刊より7年間携わってきた日本糖尿病協会発行の療養指導専門誌DMアンサンブルのデザイン・アートディレクションをVol.7 No.4を持ちまして卒業することとなりました。
こんな時代に7年間も創刊より一つの雑誌に携わり、次代に繋げられることをデザイナーとして誇りに思うとともに、変化の激しい時代に7年間一つの仕事に携わるということは学びも多く、大変なことでした。
紙媒体の雑誌としてある意味腰を据えて「変わらないこと」という命題をつきつけられ、己の成長と裏返しの力不足をいつも痛感させられました。
お手にとってくださった全ての方のおかげで、弊社はここにあります。
全てをコントロールするのは到底かないませんが、編集者さんやライターさんともども、その時その時でできることを尽くしました。読みづらい部分は率直に力不足です。機会を与えていただいた編集者の方、お力を借りたすべての人に深謝いたします。
DMアンサンブルは私の手を離れ、新しいチームで新しい命を吹き込んでいただけることを期待しております。
別案件にて医師や糖尿病内科の方にお会いするときに、こちらの話をするとスムーズに打ち合わせに入ることができましたので、ありがたかったです。
不思議なことに一つのことが終わると新しいことが始まるものです。春も遠くはないですね。ずっと続くものより、儚いものや移ろうもの、変わっていくことに心落ち着く私としては少しほっとしております。