紀尾井町の特設会場で行われている「旅するルイ・ヴィトン展」を観ました。創業からの歴史や日本との関わりなどを振り返る回顧展です。
トップクラスと言われる現代美術のアーティストとのコラボレーションや、職人の技術を実際に確認できるスペースもありました。日本の展覧会で、撮影OKは太っ腹ですね。
個人的にはフランスの一介の鞄職人であったルイ・ヴィトンとその息子がどのような人物で、どこまで事業に野心的、意識的であったのか興味があります。創業者として天才であることと、経営者や会社員として優秀であることは少し違う才能ではないかとも思うからです。
ファッション・ビジネスやブランドに普段関心を持たない方も、モノグラムやダミエ(に代表されるイメージであり記号、情報)が我々の日常とどういった関係を持ち、影響を及ぼしているのか考えてみるのも一興ではないでしょうか。
〈Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton〉