Categories: essay

桜の時季に、卒園する子ども

うちの子卒園おめでとう。

君という存在が、この広い世界でたった一つの冴えたやり方ですよ。
小さなことを奇跡のように感じる。
この世にいてくれて、出会うことができて、本当によかった。

君はほんの小さいころから、自分が繊細であることを隠そうとするほど繊細で、見ていて時々不安になるほど誰かに優しい。
それは君の中に、他人の痛みに対する想像力があり、思いやりがあるということだ。

心の痛みは見えないし、聞こえないし、触れないけれど、想像することはできる。
芸術は、自分が知覚できる世界の外側に対する想像力だから、それはきっと君の未来に新しい力や可能性をもたらすと思う。
だから君は、今のままで素敵だ。

僕は、君のために頑張ろうとか思わないから、君も自由の意味を考えて、自分のために想像力豊かに生きてほしい。

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