東京国立近代美術館にて開催中のゴードン・マッタ＝クラークの展覧会に行きました。
ストリートカルチャーらしさの中にも都市と生活に再考を促すような、現代に通ずる批評的な表現があったかと。「ビルディング・カット」シリーズは文字通り、我々が日常感じ得ない建築物の断面を剥き出しにすることで都市や生活の断面にまで思考を広げさせます。近代美術館は見せ方にもこだわってますね。
ついでにレストラン「ラー・エ・ミクニ」で旧知の美術館の方とランチをしながら、情報発信とデザインの在り方についてお話いたしました。食事をして展覧会を観ると、美術館がただ作品を見せるだけではなく、体験を提供しているのだとよくわかります。
日常を少しずらすと「ビジネス」だけでも「生活」だけでもない、生きていくうえで何が大切なのかという物事の序列を少し整理できます。
