本当に必要なことは何だろう

多くの方は事業を始めようとしたら何が必要だと考えるでしょうか。
ロゴが必要。名刺が必要。パンフレットが必要。ウェブサイトが必要。
他の事業が持っていると、自分にとっても必要だと思うかもしれません。

しかし、本当に必要なのでしょうか。
ロゴがなくても会社は作れますし、ウェブサイトがなくても宣伝はできます。

実際に私は、ロゴがなくてもウェブサイトがなくても成功している友人がいます。
私に「いつかロゴとウェブサイトを作って欲しい」と言っていますが、別になくても問題なさそうです。

ただなんとなく必要だと思って作るくらいならば、本当はいらないのかもしれませんね。
逆に言えば必要ないものは、ただの荷物にすぎません。

「ウェブサイトがなくちゃ話にならないでしょう」
「ロゴがなくちゃ会社としてみっともない」
デザイン会社はそんなことを言うかもしれませんが、役に立たないものを売りたいとは思いません。

無論、多くの方にとってウェブサイトもロゴも本来は有益なものです。
しかし、本当にこのケースにロゴやウェブサイトが必要か?と問い質すべき状況もあります。

ビジネスにおいて何が本当に必要かどうかはよく考えるべきですし、その判断にこそ事業の独創性もあります。
一つ一つの判断になんとなくではなくて根拠を持つこと、確信を持つことは大切なことです。
単純な動機でも全然よいのですが、「みんながそうしているからそうする」というのはむしろ事業にとって危機ではないでしょうか。

「あえてウェブサイトは作らない。その代わりに紙の質感を大事にした高級感ある会社案内を作ろう」
「ロゴはいらない。毎回違う書体で自由を伝えたい」

そんな「ユニーク」な考え方を、私は大いに支持したいと思います。
奇を衒うという意味ではないのです。
みんなが持ってるから作っておこう、持っておこうでは、事業は続かないのではないでしょうか。