医療用医薬品の広告とデザイン 医薬品の広告というと、錠剤が出てくるイメージがあるかもしれませんが、案外少ない。 私は医療系広告代理店に在籍していた頃より医療用医薬品の広告に携わっています。医療用医薬品とは、いわゆる処方箋が必要とされる医薬品のことで、医師が病院で処方して…
サバイビング・デザイン かつて柳宗理のアノニマス・デザインという概念に惹かれていました。匿名性のデザイン。無名のデザイン。それは文化的な背景から立ち上がってくる、無意識的なデザインの形です。 アノニマス・デザインは私が求めていた匿名性とは少し違うもので、私のも…
ぢりぢりと延焼してますねエンブレム問題 内容にすべて同意するわけではないですが、とても興味深く拝読させていただき、業界の末席に位置するデザイン屋として、思考を刺激される面がありました。 デザイナー佐野研二郎氏の諸問題について(2)デザイナー諸氏へ|橘川幸夫|note(ノート) と…
デザイン思考とコンサルティング まさに、アイディアとは目線を変えることで見えてくること…。 「クリエイティブ・マインドセット(原題:Creative Confidence)」「デザインコンサルタントの仕事術(原題:DISRUPT)」。 これら二冊は、海外で主流を占めるデザ…
オリンピックのエンブレムについて。デザインでご飯を食べている一個人として。 どこまでが剽窃で、どこまでがリスペクトなのか、難しい問題があります。 結構意見を求められるので、やや雑感気味ですが、製作者の主張をうけて、クオリティの話は置いといて、デザイナーとして何が似ているのか似ていないのか考えてみました。そもそもがパ…
「Designing Body 美しい義足をつくる」展を観ました 少し前の話ですが、東京大学生産技術研究所S棟1階ギャラリーで行われた「Designing Body 美しい義足をつくる」展を、最終日に駆け込みで観に行きました。 駅から想像以上に歩いたのには辟易しましたが、慌ただしい中でも行った甲斐ある展覧…
私の名刺は四角いのです。 インクルーシブ・デザインという言葉をご存じでしょうか。イギリス発祥のデザイン概念で、これまでデザインのメインターゲットとされてこなかった障がいを持つ方や高齢者を、商品やサービスを生み出すプロセスの上流に巻き込むことによって、一般消費者にまで…
「空の森シンポジウム」に行きました AXISギャラリーで行われた空の森シンポジウムに行ってきました。テーマは「医療とデザイン」。沖縄にある不妊治療クリニックにグラフィックデザイナーが総合プロデューサーとして携わり、クリニックのコンセプトから建築、内装、ユニフォームなどデザイン…
ピージーを設立いたしました。 日本のデザインはとてもレベルが高いと世界で評価されている反面、国内においてどうしても「お洒落」な洋服やプロダクト、派手な広告やアートのことだと思われがちです。世間からは暗黙のうちに、情緒的で頭のゆるいもの、お金を稼ぐための道具とみなされ、特…