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「Designing Body 美しい義足をつくる」展を観ました

少し前の話ですが、東京大学生産技術研究所S棟1階ギャラリーで行われた「Designing Body 美しい義足をつくる」展を、最終日に駆け込みで観に行きました。

駅から想像以上に歩いたのには辟易しましたが、慌ただしい中でも行った甲斐ある展覧会でした。アスリート用義足のデザインを、制作プロセスを追いつつ展示しているのですが、その力強さに驚きます。そういったものがあることは知っていたのですが、展覧会としてコンセプチュアルに見せられると、新鮮な発見がありました。「やむを得ず使用するもの」というネガティブな印象ではなく、平たく言えばとにかくカッコイイのです。レーシングカーのような美しい流線型と、サラブレッドを彷彿とさせるしなやかさを併せ持つ、といいますか。社会の価値観そのものに訴求しうる、人間の思想や未来の形そのものを形成する仕事のように感じました。

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