私の周りにはAIに対する危機感ってあまり感じない 先日のひと足お先の忘年会で出た話題だけど、日本(というか私の周辺)ではAIに対する危機感ってあまり感じない。 ハリウッドでAIの技術が人間の演技に取って代わることがないよう、俳優を保護するための規制づくりなどを求めてストライキを実施したとか…
ワーク・ライフ・バランスにソーシャルの要素を追加する 「ワーク・ライフ・バランス」という概念があります。仕事と生活のバランス。知らない方でも何となく意味は想像できるかと思います。しかしちょっと調べてみると、その内容はまず仕事ありきな印象で、言葉の優しさとは裏腹に意図したいところは少し違うのか…
「枯れた技術の水平思考」とは何かを読みました 「枯れた技術の水平思考」とは、任天堂でゲーム&ウォッチやゲームボーイの開発に携わった横井軍平さんの言葉です。先日発表されたNintendo SwitchのNintendo Laboをみて、この言葉を強く思い出しました。 &nbs…
「賢く生きるより、辛抱強いバカになれ」を読みました 面白いタイトルですね。 iPS細胞を開発しノーベル賞を受賞した山中伸弥教授と、京セラやKDDIを創業し、日本航空の再建などに携わった稲盛和夫氏の対談本です。お二人のご縁は、稲盛氏が創設した京都賞(ノーベル賞の前哨戦とも言われる)を山中伸…
デザインとビジネス・社会 デザインとビジネスの微妙な関係【DFI2017より】(Jun 7, 2017) designとDesign、DESIGN、さらにはDE$IGN(!)。大文字と小文字という表現でデザインにメタ構造を持ち込むのはちょっとした流行ですが、分かり…
脱専門性と参加型デザイナー デザインと科学〈Joichi Ito – Journal of Design and Science〉(2016.9.8) マサチューセッツ工科大学のMITメディアラボ所長である伊藤穰一氏は、脱専門性 (antidiscipl…
新しい価値を生み出すということ 新浪剛史「上位1%とは戦わず、彼らを使う方法を考える」会社で生き抜くためにすべきこと――新浪流サバイバルビジネス術 #2(文春オンライン 2017.2.15) 自分自身の20代、30代を振り返ると「とんでもなく頭のいい人」とか「ものすごい…
デザイン・形・抽象と本質 子供はデザインの本質を見抜くのが驚くほど上手いということを、大人は知らない ちょっと美意識の高い人だったら抽象的なオブジェやアートだと思うかもしれません。これは一体なんなのか、子供だったらすぐにわかります。上に乗って揺らして遊べる遊具です…
ピクサーの物語は、創造的であることの本質を見せてくれる 写真はピクサーアニメーションスタジオの映画「カーズ」に登場する主人公ライトニング・マックイーンのトミカ(玩具。子供向けのミニカー)です。私の子供が大好きで、遊んでいるうちに塗装が禿げてきてしまいます。先週で同じものが何と3台目(バリエーシ…
イメージと情報デザイン 人は、誰かが問題をシンプルにしてくれるのを待っていると言えます。本質的に複雑なことをシンプルに見せるのは技術であり、使い方を誤れば詐術です。イメージを表現するということは、その危うい橋を渡ることもあります。 イメージは論理に先行する 例えば…
Cybathlon(サイバスロン):テクノロジーを競う障害者スポーツ 最先端のロボット工学や生物機械工学技術により能力を拡張された障害者アスリートのための国際競技大会が開かれるそうです。サイバスロンという名前で、第一回大会が来月10月にスイスで開催されます。競技はパワード義足、パワード義手、パワード車いす、筋…
「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」を読みました デザイナー出身ではない著者が社会人経験を経て、海外の著名なデザインスクールに留学して学んだことを、論理的かつ体系的に説明した本です。海外では、MBAを取得するような優秀なビジネスマンがデザインを学ぶことは、より一般的なことです。問題を感覚的…